連日の猛暑でスポーツドリンクや経口補水液の需要が跳ね上がり、お店に商品を買いに行っても棚がポッカリと空いている。そんな場面をご覧になった方もいらっしゃると思います。
「ちゃんと入れとけよ〜」と思うかも知れませんが、メーカー側も熱中症対策系飲料の生産が追いつかず、一部の商品では出荷数の制限がされており、「商品を並べたくても並べられない!」というのが実情です。
そんな状況で、もしも脱水症状が起きてしまったら…
今回は簡単に作れる経口補水液の作り方をご紹介します!
用意するもの

- 水 500ml
- 砂糖 20g
- 食塩 1.5g
水はミネラルウォーターでも水道水でも良いです。砂糖は上白糖・グラニュー糖のどちらを使用しても構いませんが、サッと溶けて味がすっきりしているグラニュー糖が使いやすいと思います。
私はスティックシュガー(1袋3g)を7本使いました。計量に時間がかかるので、スティックシュガーがあると作るときに便利です。
作り方
- 全て混ぜる。
- 溶けるまで振る。
以上です。簡単!

市販のミネラルウォーターを使う時は、混ぜる前にボトルの水を一口飲んでおくと混ぜやすいですよ!
実際に飲んでみると…
あれ・・・?結構飲みやすい・・・!
グラニュー糖で作ったからでしょうか。すっきりとした後味でゴクゴク飲めました。OS-1のようななんとも言えないような味かと思っていたので、いい意味で期待を裏切られましたね…!
塩分の摂り過ぎに注意
経口補水液はスポーツドリンクに比べて塩分が多めに入っています。
- ポカリスエット500mlに含まれる塩分量は0.6g
- OS−1 500mlに含まれる塩分量は1.46g
経口補水液のOS-1の塩分量は、ポカリスエットの2.4倍です。
多量に汗をかいて、水分と塩分が失われた『脱水状態』にある方であれば積極的に飲んだ方が良いです。脱水状態でもないのに熱中症になりそうだから…と言う理由で飲むのは塩分を多く摂取することになるのでオススメは出来ません。
- 男性18歳以上の1日あたり食塩摂取量の目安 8g
- 女性18歳以上の1日あたり食塩摂取量の目安 7g
- 高血圧患者の1日あたり塩分摂取の目標値 6g以下
高血圧を治療中の方が、特に脱水状態でもないのに経口補水液を500mlも飲んでしまうと、1日の約4分の1の塩分を摂取することになります。脱水状態ではない時に経口補水液を飲むのは控えた方が良いでしょう。
パウダータイプ(粉末)を常備しておくと便利
パウダータイプのスポーツドリンクを家にストックしておき、必要な時に水で溶かして飲むのがおすすめです。水で溶かすという手間はありますが、ペットボトルよりも安く済みます。
まだまだ暑い日が続きますが、元気に過ごせるように対策をしていきましょう!